立木神社
奈良時代に創設された1200余年もの歴史を有する神社で、
古くから厄除開運・交通安全の守護神として信仰を集めています。
この立木神社は旧東海道に面しており、境内に滋賀県内で最も古い石造りの旧追分道標が立っています。
推定樹齢が400年を超えたウラジロガシは、県の指定自然記念物です。
立木神社の由来
立木神社の創建は、神護景雲元年(じんごけいうんがんねん)(767年)に御祭神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)が常陸国(ひたちのくに)(茨城県)からこの地に訪れた事に由来します。
その際に手に持っていた柿の鞭を社殿の近くに刺すと、その柿の木は生え付き、枝葉が茂り出しました。人々はこの柿の木を崇め神殿を建て、立木神社と称しました。
御祭神体である武甕槌命(たけみかづちのみこと)が常陸国(ひたちのくに)の鹿島神宮からこの地に訪れる際、白鹿に乗ってきたことから、立木神社では神鹿が祭られています。
御神徳 坂上田村麻呂
平安時代の延暦20年(801年)に、征夷大将軍である坂上田村麻呂が東北鎮圧に際して、この立木神社で道中安全と厄除開運を祈願し、みごとに成し遂げたと言われています。
このことを由来に、立木神社では古くから厄除開運・交通安全の守護神として信仰を集めています。
また厄除開運・交通安全の他、五穀豊穣、家内安全、安産、商売繁盛、火災鎮護や勧学の大神としても広く信仰されています。
行事・祭典
節分大祭
毎年2月3日に行われる節分行事で、福餅や福豆を捲いて邪気や災いを祓います。
多くの参拝者でにぎわい、境内では約2万個もの福餅・福銭・福豆が振る舞われます。
厄払いの祈祷をはじめ、ご神酒・甘酒や宝みくじを楽しむこともできます。
例大祭